五月人形

張り子の虎

お子様が虎のように強く、たくましく逞しく育ってほしいとの願いを込められた張子の虎は、
縁起の良い飾りとして、鎧や兜飾りの側に飾ります。
張り子の虎は中国の虎王崇拝が日本に伝わり、作り始められたとされています。
虎はその昔より勇猛果敢な動物として知られ、また親子の愛情はきわめて深く、「柔」と「剛」を持ち合わせた動物と言われており、そうした意味合いにちなんで、端午の節句(5月5日)や八朔(八月朔日の略で、旧暦の8月1日のこと)に子どもの健やかな成長を祈る気持ちから、縁起物として飾られるようになりました。

写真:張り子の虎